ベル麻痺(顔面神経麻痺)、2ヵ月半前発症
- ベル麻痺(顔面神経麻痺)
- 50代
- 女性
- E・H
なかやま鍼灸院での治療を目的とした主な症状
ベル麻痺(顔面神経麻痺)、2ヵ月半前発症
ベル麻痺(顔面神経麻痺)、2ヵ月半前発症以外の症状
特になし
来院されるまでの経過
2ヵ月半前に、顔に違和感を感じた。耳鼻科にてベル麻痺(顔面神経麻痺)と診断され薬を服用するも著効なし。原因としては、睡眠不足が続いていたことが思い当たるが、現在は問題解決してじゅうぶん眠れている。発症当初に比べれば症状の程度は幾分軽減しているが、現在も、目が閉じ切らない(ことが原因で目が乾くので眼帯を付けている)、口から水がこぼれる、見た目の問題などがある。
治療内容と症状の変化
なるべく治療間隔を短くして治療。初回の治療にて少し目の閉じが良くなっているとの改善を実感できた。5回目時点では眼帯を付けずに過ごせるようになった。7回目時点で、来院当初に比べ3割ほど改善しているとのこと。本人希望にて一時中断となった。治療期間約2週間。その後の来院はない。
まとめ
ベル麻痺(顔面神経麻痺)、2ヵ月半前発症に対する治療です。ベル麻痺は、原因不明の顔面神経麻痺とされています。神経が関わる症状に関しては、発症してから期間が長くなるほどに改善しにくくなってしまうと考えます。発症してから2ヵ月という経過は、ベル麻痺の治療にあたり決して短い期間とはいえません。それを説明したうえで、少しでも状態が改善するように治療をしました。2週間の治療期間で約3割の改善を、どう判断するか。私としてはじゅうぶんな効果だと考えます。当然、さらなる改善も望めたと思いますが、患者さんの都合にて終了となりました。患者さん自身が、前向きな気持ちを持って症状改善への努力ができたというのも、改善のポイントでした。
(同じ症状であっても状態は患者さんごとに違います。万人に同じ効果を保証するものではありませんので、ご理解下さい)
ベル麻痺(口から水がこぼれる・目が乾く)
- ベル麻痺(顔面神経麻痺)
- 40代
- 男性
- K・K
なかやま鍼灸院での治療を目的とした主な症状
ベル麻痺(口から水がこぼれる・目が乾く)
ベル麻痺(口から水がこぼれる・目が乾く)以外の症状
めまい・吐き気
来院されるまでの経過
2ヵ月前から時々軽いめまいがあった(ぐるぐる回る)。約1週間前、めまいと吐き気が強くなり翌日に口から水がこぼれるようになった。MRIやCTにて検査するも異常なし。顔面神経麻痺と診断されたが特に薬を処方されず何とか改善させたいと来院。
治療内容と症状の変化
できる限り毎日治療に来てほしいと伝えた。3日後の3回目の治療時にはめまいと吐き気は消失。7回目時には目(まぶた)の状態はほぼ問題なし。治療開始約2週間後の8回目には口の状態も問題なし。1週間空けた9回目で目と口ともに問題なしとのことで終了とした。
まとめ
ベル麻痺は、特に発症初期での治療開始が望まれます。それは早い段階で治療を開始したほうが圧倒的に効果が大きいからです。当院での初回治療時には発症してから約1週間が過ぎていました。症状はそれほど重くなく見た目の変化も大きくはありませんでした。もともと首と肩こりやそれによる指のしびれもあったため、以後1ヵ月に1回程度の間隔で来院され、治療を継続しています。
(同じ症状であっても状態は患者さんごとに違います。万人に同じ効果を保証するものではありませんので、ご理解下さい)
ベル麻痺(目と口の左右差・耳周りの痛み)
- ベル麻痺(顔面神経麻痺)
- 50代
- 女性
- Y・T
なかやま鍼灸院での治療を目的とした主な症状
ベル麻痺(目と口の左右差・耳周りの痛み)
ベル麻痺(目と口の左右差・耳周りの痛み)以外の症状
精神的ストレスで動悸がする(精神安定薬を頓服で服用中)
来院されるまでの経過
約3週間前に耳の周りが痛くなった。その2日後に顔面の筋肉に麻痺を感じ愛知医科大学を受診し、ベル麻痺との診断を受けた。入院してステロイドの治療を受けるも改善せず、来院。発症当初よりは軽減している。患側の目は閉じるがシワなどに左右差がある。同じく患側の口からは水が少しこぼれ、見た目的に左右差がある。
治療内容と症状の変化
なるべく施術間隔を短くして治療。5回目時点で口から水がこぼれにくくなった。8回目時点で自覚的には7割がた改善している。しかしまだ目が気になる。11回目時点では自覚的に9割がた改善している。治療間隔を空け、12回で本人希望により終了。治療期間約1ヵ月1週間。
まとめ
ベル麻痺(目と口の左右差・耳周りの痛み)の治療です。来院当初から、比較的症状は軽かったのですが見ため的に左右差があるのは明白で、機能はもちろん見ためが問題となる顔面部の症状ですので、特に女性の場合なので大問題でした。幸いなことに治療開始約1ヵ月後には、目はしっかり閉じ切り口から水はこぼれず機能も見ためも問題なく左右差のない程度にまで改善しました。耳の周りの痛みも、カルテへの記載がないのでいつの間にか消えていたようです。再発予防に努めていただきたいです。あと、精神安定薬の服用はやめた方が良いです。
(同じ症状であっても状態は患者さんごとに違います。万人に同じ効果を保証するものではありませんので、ご理解下さい)
ベル麻痺(目と口、2週間前から)、頭痛
- ベル麻痺(顔面神経麻痺)
- 40代
- 女性
- Y・H
なかやま鍼灸院での治療を目的とした主な症状
ベル麻痺(目と口、2週間前から)、頭痛
ベル麻痺(目と口、2週間前から)、頭痛以外の症状
以前にベル麻痺と同側に突発性難聴(現在は完治)
来院されるまでの経過
2週間前から拍動性の頭痛があった。本日起床時に頭痛と同側の顔面神経の麻痺が出た。大きな病院の耳鼻科でCT検査を受け、ベル麻痺と診断された。目が閉じ切らず、口から水がこぼれる。
治療内容と症状の変化
なるべく施術間隔を短くして治療。2回目の治療時で頭痛は消失したが顔面の麻痺に関しては8回目まで自覚的な改善なし。治らないのではないかとの不安感が強いとのこと。9回目時点で少し良いとの自覚あり。10回目で6割がた良いとのこと。ここまで治療期間約3週間。11回目で8~9割がた良くなったとの実感あり。外見的にほぼ問題なくなった。13回目時点で外見的にも自覚的にも問題なく10割改善したとのことで終了となった。治療期間約1ヵ月2週間。
まとめ
ベル麻痺(目と口、2週間前から)、頭痛の治療です。以前、今回のベル麻痺と同側に突発性難聴を発症したことがあるとのこと。どちらも血流の悪さが原因と考えるので、このようなケースもあります。治療開始数回は自覚的他覚的にも顕著な改善がありませんでしたが、治療を重ねる中で急激に改善しました。ベル麻痺は何の治療もしなくても7割程度は完治すると言われていますが、そこに自分が当てはまるかの保証はありません。見た目に大きく関わる症状なので、後日の結果として症状が完治していれば良しとして、発症初期からできる限りの対処をするしかないと思っています。再発予防に努めていただけるとよいですね。
(同じ症状であっても状態は患者さんごとに違います。万人に同じ効果を保証するものではありませんので、ご理解下さい)
ベル麻痺(顔面神経麻痺、4ヵ月前から)
- ベル麻痺(顔面神経麻痺)
- 40代
- 男性
- K・Y
なかやま鍼灸院での治療を目的とした主な症状
ベル麻痺(顔面神経麻痺、4ヵ月前から)
ベル麻痺(顔面神経麻痺、4ヵ月前から)以外の症状
特になし
来院されるまでの経過
約4ヵ月前に顔を動かしにくくなった。神経内科にてベル麻痺と診断された。病院での治療はその後1ヵ月で終了とされた。治療開始時点の症状としては、常にこわばり感がある、閉眼しきらない、顔を動かすと耳鳴りがする、耳の裏が痛む、顔半分がこわばる、感覚鈍麻、舌尖にしびれ感、などがある。飲酒で悪化する。
治療内容と症状の変化
週2~1回。4回目で閉眼がしっかりできるようになった。28回目で残っている症状は、口をすぼめると耳鳴りが軽くするのみ。ここまで治療期間約4ヵ月。その後も治療を継続した。治療回数58回、治療期間約1年3ヵ月にて終了。
まとめ
ベル麻痺(顔面神経麻痺、4ヵ月前から)の治療です。ベル麻痺の治療だと症状が見て確認できることに加え、あくまで主観的なものを大切にしていることからカルテの記載内容が少なくなってしまい、このような文章を書く時に困ってしまうことが多いです。発症してから4ヵ月過ぎたベル麻痺ですが、治療期間も4ヵ月で症状をほぼ消失させることができました。残りのあと少しが消え切りませんでした。最低限のお役には立てたと思っています。
(同じ症状であっても状態は患者さんごとに違います。万人に同じ効果を保証するものではありませんので、ご理解下さい)
ベル麻痺(顔面神経麻痺)・耳閉感
- ベル麻痺(顔面神経麻痺)
- 60代
- 女性
- M・K
なかやま鍼灸院での治療を目的とした主な症状
ベル麻痺による目が閉じきらない・口から水がこぼれる、耳閉感
ベル麻痺以外の症状
顔面けいれん
来院されるまでの経過
2週間前に顔面けいれんを治す手術をした。しばらくは問題なかったが、4日前に、目が閉じきらない・口から水がこぼれる・耳閉感を発症した。担当医に確認したところ、手術が原因による麻痺だと言われた。ステロイド服用や耳抜きをしても改善せず、来院。
治療内容と症状の変化
初診時に、住所が遠方なことから近辺の鍼灸院を紹介したのだが、当院で治療を継続したいとのことだった。本当に手術が原因なのであればベル麻痺とは言えないが、とにかく顔面神経の麻痺による筋力低下が原因で起こる症状だと判断した。加えて、耳閉感も同時に発症していた。ベル麻痺や耳の症状に関しては発症から早期の治療のほうが改善しやすいので、住所は遠方であるが毎日治療に来るようにお願いした。1週間後の6回目時には目・口・耳ともに症状の改善を実感できた。その後、顔面けいれんが再発しているとのことだった(手術した意味がない)が、けいれんに対してではなく麻痺に対しての治療を優先した。2週間後の10回目時には、目もちゃんと閉じ・水もこぼれず、まだ左右差はあるがベル麻痺に関してはほぼ治った。耳閉感は残っている。その後は週2回~1回の間隔で通院。終了時にはベル麻痺の左右差はなし、耳閉感は消失し、治療目標が耳閉感の予防および腰痛と股関節痛の改善になっていた。治療開始から約3ヵ月25回にて終了。
まとめ
(今回に関しては顔面けいれんに関して)外科的にメスを入れる手術をする前には、本当にそれが必要な手術か、手術にはどんなリスクがあるかを、もう一度医者に確認し考えてほしい。可能ならば西洋医学以外での治療も試みてほしい。そう言わずにはいられない症例です。問診時に(本人には悪意はないと思うが)過去の大病を教えてくれなかったり、当院ではベル麻痺の治療をしているのに顔面けいれんのことを真っ先に気にしていたりがあり、心や考え方や物事のとらえ方など精神の部分にも何かしらの問題(課題)があるのだと思われました。それでも症状改善への意欲を強く持って遠方から定期的に通い続けていただいたこともあり、来院目的の症状は全てほぼ完治に至り、健康増進の治療段階にまで進むことができました。ちなみに顔面けいれんに関しては、少なくとも施術中は一度も出ていませんでした。心配しすぎずに、毎日を楽しく過ごしていただきたいです。
「先生は理屈っぽいが、言ってることは全部正しい」との言葉が印象に残っています。
(同じ症状であっても状態は患者さんごとに違います。万人に同じ効果を保証するものではありませんので、ご理解下さい)
顔面神経麻痺(2週間前から)
- ベル麻痺(顔面神経麻痺)
- 30代
- 女性
- R・S
なかやま鍼灸院での治療を目的とした主な症状
顔面神経麻痺(2週間前から)
顔面神経麻痺(2週間前から)以外の症状
不眠傾向(夢をみる)
来院されるまでの経過
約3週間前に顔が痛くなった。その5日後に顔面神経麻痺と同側に耳症状(音の響き感・耳閉感・めまい)と頭痛を発症した。目が閉じない、口から水がこぼれる。名大病院にて顔面神経麻痺と診断され、2週間後に手術の予定。
治療内容と症状の変化
なるべく施術間隔を短くして治療。初回の治療にて睡眠の状態がよくなった。2回目の治療にて少し閉眼しやすくなった。8回目では、よく眠れており頭痛は消失した。11回目ではさらに目が閉じやすくなっている。11回目の次の日が手術ということで、以降来院なし。治療回数11回、治療期間約2週間。
まとめ
顔面神経麻痺(2週間前から)の治療です。名大病院で、顔面神経麻痺の原因はウイルス性水頭症によるものだと診断されたようですが、調べてみるとこのような診断名の疾患はなく、私もしくは患者さまの聞き間違えだったと思われます。ともかく、耳の後ろを切開して神経への圧迫を減らすという顔面神経麻痺に対しての手術を受けるとのことでしたが、その後の来院がなく、結果は不明です。
(同じ症状であっても状態は患者さんごとに違います。万人に同じ効果を保証するものではありませんので、ご理解下さい)
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